不妊治療の病院を探し始めた私たち
不妊治療を始めるにあたり、どのクリニックを選ぶかはとても重要なポイントでした。ネットの口コミを参考にしながら、評判の良い病院をいくつかピックアップ。その中でも評判が高く、多くの患者が通っているというクリニックを選び、ついに初診の予約を取りました。
「ここなら信頼できる先生に診てもらえるはず」そう思いながら、私は期待を胸に病院へ向かいました。しかし、その期待はすぐに打ち砕かれることになったのです…。
診察室か聞こえてきた怒鳴り声
受付を済ませ、待合室で待っていると、診察室から大きな声が聞こえてきました。「だからいったろ！」「何度言わせるんだ！」←と言っていたかは定かではないけど… え？医師の声？誰かに怒っているの？
恐る恐る周りを見渡すと、看護師さんたちは明らかに慣れた様子で、無言で仕事を続けています。患者さんたちは少し気まずそうにしていました。
私が驚いていると、受付けのスタッフが淡々と「次の方、どうぞ」と声をかけました。どうやら、ここではこれが「普通」の光景のようでした。
びくびくしながら診察室へ
名前を呼ばれ、診察室へと入ると、そこは中年の男性医師が座っていました。机の上には、今の時代には珍しく大量の紙カルテの山。まるでジブリアニメの宮崎駿のデスクを思い出させる風景…。電子カルテが主流になりつつある中で、このアナログな光景に少し驚きました。
先生は私のカルテに手を取り、「いつから妊活を始めましたか？」と、淡々と質問をしてきました。
私は少し緊張しながらも、できるだけ詳しく説明しようとしました。しかし、途中で先生が貧乏ゆすりをし始めたのです。
（あれ？なんだかイライラしてる…。）
私の話し方が分かりづらかったのか、先生は明らかに苛立っている様子。すると、それに気づいた旦那がすかさずフォローし、代わりに答えてくれました。
先生は短く「うん」とだけ言い、さらにいくつか質問をしました。
先生の態度に不信感…この病院は無理！
診察が終わり、診察室を出た後、私は旦那にこう言いました。
「この病院、ちょっと無理かも…。」
患者には普通の対応だけど、看護師には怒鳴りつける。診察中もイライラを隠そうとしない。このような環境で安心して治療を受ける事ができるのか、不安しかありませんでした。
病院選びの大切さを実感
不妊治療はデリケートな問題であり、通う病院の雰囲気や医師との相性はとても重要です。どんなに評判が良くても、実際に足を運び、自分の目で確かめることが大切だと学びました。
この経験が、これから不妊治療を始める方々の参考になれば幸いです。
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